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バイヤーからの要求仕様による価格-仕様を出すのは難しい?

皆様、お元気ですか?

今日は夕方買い物に出かけましたが、風のなんと冷たいこと!東京は20度以上ある模様ですが、北の首都にはまだ寒風が吹いております。

さて、バイヤーにとっての要求仕様について考えてみます。
昔、国際調達のセミナーがあって、某大手総合電機メーカーの資材部長の方が、国際調達の初期の苦労話としてこんな事をおっしゃっていました。
「ある時、某国にて、機器の内部配線に使用する電線を発注しました。仕様書には「単位:1巻」と書きました。日本の常識でいえば、一巻は500mくらいです。ところが、納品されてびっくりしました。なんと、高圧線の工事なんかに使うような大きな木製のボビンに巻かれて納品されてきたのです。当然クレームしましたが、サプライヤーに「一巻じゃないか!」と主張され、確かに一巻ではあるので、泣く泣く受け取る事にしました。」

思わず笑ってしまう話ですが、笑えない方もいらっしゃると思います。国際調達は、商習慣や文化の違う同士が取引しますので、取引のプリミティブ(根源的)な部分が明らかになる性質があります。しかし、これは国内の取引でも重要な部分です。

バイヤー側が仕様を提示するということは、提示する仕様の内容については、基本的にバイヤーが責任を取らなくてはなりません。ですから、バイヤー側はあらゆるリスクを想定して、できる限り事細かく仕様書を作る必要があります。もっとも、バイヤー側ですべての仕様を提示できない場合も多いので、取引条件も絡めて、サプライヤーとは充分に打ち合わせをした上で、発注契約を行う必要があります。特に技術者の方は、自分の欲しい機能・性能が達成されるかどうかという点にのみ注意しがちなので、バイヤーとしては、あらゆる角度から、自社にとって不利とならないように目を配らなくてはなりません。難しいですね。

それではまた。
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バイヤーからの要求仕様による価格-要求仕様とは?

読者の皆様、こんにちは。いつもお読み頂きありがとうございます。

さて、今日のお題は「オーダーメイド」で買い物をするには?というとわかりやすいと思います。

個人でオーダーメイドするのはスーツくらいでしょうか。一方、会社で調達をする場合は、オーダーメイドの部分が非常に重要となります。各社とも自分の商品を他社と差別化するためには、材料の部分から特色をださなくてはならないからです。もちろん形のある部品だけではなく、サービスなどの役務も含まれます。

会社の調達において、調達品の機能・性能・形状など、調達品を特定するものを「仕様」と呼びます。これを書面にすると「仕様書」です。オーダーメイドする場合には、仕様をバイヤー側から提示する必要があります。

例えば社内に専門の技術者がいて、寸法、強度から、材料や安全規格まですべてにおいて専門知識である場合は、図面を書いて、その図面通りに作れるサプライヤーを探せば事足りるでしょう。また、「こんなもんが欲しいんだけど…」と、いままで使っていた現物を元に探す場合もあるかもしれません。サンプルによる指定ですね。

この様に、仕様を指定する場合の方法も、色々なケースがあります。バイヤーは、それぞれの方法に応じて、最適な調達をしなくてはいけません。

要求仕様についてはもう少し考えてみたいと思います。

今日はここまで。
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バイヤーからの要求仕様による価格

皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日の札幌は少し春めいた陽気でしたが、明日は雪の予想。
本当の春はもう少し先の様です。

さて、前回は「バイヤーとサプライヤーは対等である。」と書きました。本当でしょうか?

「お店に行っても、うちの資材にくる営業マンも、みんな頭下げるから買うほうがえらいんじゃない?」
と思う方も多いと思います。

しかし、これは需要と供給のバランスによってがらり一変します。
「お金を出して買う」という事は、裏を返すと、「お金以外の手段では手に入れることができない」ことも隠喩としてあるのではないでしょうか。バイヤーもサプライヤーも、優秀と呼ばれる方はこのメカニズムを良く理解しているのではと思います。

さて、価格の5大カテゴリーにおける最後は、「バイヤーからの要求仕様による価格」です。これはバイヤー側が、「こんなもんが欲しいんだけど」という要求を出して、しかるべきサプライヤーから供給してもらうという事です。

これがうまくできて、満足のいくお買い物ができるバイヤーはかなり優秀なバイヤーと言えるでしょう。

次回に続きます。

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特定サプライヤーによる提示価格-なぜサプライヤーは客を選ぶのか?

皆様こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

さて、前回は、キャッシュで数千万を持って液晶パネルを買いたいというバイヤーがきているのにも関わらず、必ずしもサプライヤーは売るとは限らない、といった事を書きました。

なんですぐには売らないのでしょうか。

一言で言うと、「売る」ことに対して、サプライヤーには責任とリスクが生じるからだと私は考えます。

例えば、売った商品が不良品だったり、不良品だった事によって第三者に損害を与えたり、商品に含まれるノウハウや技術が盗まれたり違法に真似されたりなど、いろいろなケースを考える必要があります。また、今回のケースは目の前にキャッシュがあるので別ですが、通常の取引においては後払いとなる事が多いので、本当にお金を払ってくれるのか、つまり与信調査も必要となります。

ということで、企業間の取引においては、取引に関する契約を結ぶことが一般的に行われます。

大きな会社のバイヤーの方は、注文書を出せば当たり前の様にサプライヤーが取引してくれると考えがちですが、今一度取引の原点に戻って考えてみるのも面白いかもしれませんね。

原点?それは「バイヤーとサプライヤーは対等である」という事です。

次回に続きます。


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特定サプライヤーによる提示価格

皆様こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

最初にお詫びです。次回更新日を4月7日としていましたが、
自前のパソコンを持っていない状況なので、若干遅れてしまいました。
今後ともよろしくお願い致します。

さて、今日のテーマは特定サプライヤーからの提示価格です。
「特定サプライヤー」という呼び方はちょっとあいまいかも
しれません。もう少し細かく定義付けしてみます。

大きなポイントは調達のルートです。
と一言でまとめましたが、範囲はかなり広いですね。

今、目の前にはパソコンの液晶モニターがあります。
これに使われている「液晶パネル」という部品は、
通常一般のお店では買えません。同じ意味で、液晶パネルの
メーカーや商社も、誰にでも売っている訳でもありません。

ポイントその1:売る方(サプライヤー)がお客を選ぶという事

では、売る方はどうやってお客を選んでいるのでしょうか。

昔、城南電気の故宮地社長さんがパチンコに行くシーンをテレビで
見ました。あの方は数千万円の現金が入ったアタッシュケースを
常に持ち歩いているそうです。もし彼が液晶パネルのメーカーに行って、
「これで数枚みつくろってくれ!」といえば売ってくれるでしょうか。

一般人の感覚でいえば「売り」でしょう。しかし、企業としては
必ずしもそうならない場合もあります。

このテーマは長くなりそう…

今日はここまでで勘弁してください。




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市場取引によって決まる価格

先日東京証券取引所を見学してきました。
ネクタイ緩めて腕まくりした男達が
怒声を上げながら取引しているイメージだったのですが、
実際は職員が椅子に座ってパソコンを静かに監視している
という所でした。実際の取引は他のフロアでやっているのでしょうか?

今日のテーマである「市場価格」という意味は、東証のように
市場の管理者とプレイヤーが限定されるようなマーケットを
意味しております。これにはどんな特徴があるのでしょうか。

まず、売りたい人と買いたい人がいることが大事です。当たり前の様ですが、例えば札幌などの地方都市の証券所では、商い自体が行われない銘柄がよく見受けられます。市場の規模の大小によって決まるところがあります。

次に、プレイヤーは売りたい価格、買いたい価格をそれぞれが持っている点が特徴でしょうか。売りたい人はより高く、買いたい人はより安く取引をしたい訳ですが、それぞれのプレイヤーは市場への相場観を駆使して、より自分に有利となるような価格設定をして取引を決めていきます。
ここがバイヤー・サプライヤーとも腕の見せ所になります。

優秀なバイヤーは「いいモノを安く」買える訳ですが、モノの良し悪しと、価格の高い安いを瞬時に判断できるかどうかが、分かれ目になります。証券の例で言うと、株を発行している会社の価値をどのように判断できるか、市場全体の動きはどうなのか、その会社に対する値段は妥当なのか、などという要素がポイントなのでしょうか。

逆に言うと、これらの判断が弱いバイヤーは、市場において「カモ」にされてしまうことになります。

さて、ちょっと駆け足で恐縮ですが、次回は
特定サプライヤーによる提示価格について考えてみたいと思います。


supportx-buye * 価格 * 23:41 * comments(2) * trackbacks(0) * - -

定価と定価値引き品

まず最初に、
1.定価
2.定価はあるが市場によって価格が違う
という事について考えてみます。

普通の人が買い物をする場合(一般消費者、コンシューマー Consumerなどと言います。)、1番の定価で買う事がほとんどだと思います。もちろんスーパー、デパート、ディスカウントショップなどにおいて、メーカーの決めた定価より値引きされた価格で買う事も多いでしょう。

いずれの場合にしても、メーカーやお店など売り手側の決めた値段によって買うか買わないかを判断しています。専門的に言うと、「サプライヤーの言い値で調達している」事になります。

「言い値」と聞くと、何だか売り手側の言いなりになっているだけで、何も考えないで買い物をしているようにも聞こえるでしょうか。それでは、実際に”賢い”買い物をする場合にはどのような行動をとっているでしょうか。

例えば、今年のサッカーワールドカップはボーナスを奮発して(うらやましい…)大画面テレビで見ようとした場合、あなたはどのようにして買い物をするでしょうか。よほどお金が余っていない限り、新聞広告、インターネット、知人の話しなどから、より安いお店で買おうとするのではないでしょうか。

つまり、「お店(サプライヤー)の提示する価格の情報収集と比較により、最適の価格にて調達できる」事になります。サプライヤーが価格を決めている場合は、情報収集と比較によるサプライヤー選定がバイヤーにとっては重要という事です。

次回は市場価格について考えてみたいと思います。


supportx-buye * 価格 * 23:43 * comments(3) * trackbacks(0) * - -

価格とはなんでしょうか

皆様こんばんは

ただいま都内某所におります。
深夜のビル街というは人気も少なく
お店も早くしまってなんとなく寂しいところです。
あの、昼間の喧騒は一体なんだったのでしょうか。

さて、今日は調達の基本である価格について書いてみたいと思います。
もちろん大きなテーマなので、一回では終わりません。

価格ってどうやって決まるんでしょうか。
お金を払う人は、何を持ってお金を払うことを決断するのでしょうか。

価格の種類についてちょっと分類を考えてみました。
1.定価
2.定価はあるが市場によって変動する
3.市場価格
4.特定サプライヤーによる提示価格
5.バイヤーからの要求仕様による価格

次回はそれぞれの種類について深く入ってみたいと思います。

ほかにも「これは!」という定義があれば教えてください。
supportx-buye * 価格 * 23:57 * comments(2) * trackbacks(1) * - -
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