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品質は金で買え!?

 さて、品質に関するトラブルを起こさずに取引を行うには何が必要なのでしょうか。私は基本的に金だと思っています。日本人は非常に特殊な民族だと思います。モノを創る事に非常に長い歴史があり、いい意味での職人気質が伝統として根付いている国です。また、お客さんを大事にする商人の文化もあります。ですから、製造業にしても販売業にしても、まずは「良い」モノを提供するのが第一と考えるのが一般的です。

 しかし、日本人バイヤーにとってはこの考え方が弊害となる場合があります。それは取引の相手を性善説によって信じすぎてしまう面がある事です。

 日本の半導体が世界的に競争力をもっていた1990年前半まで、日米間の貿易摩擦を解消するため、日本の半導体を買っているメーカー各社は、アメリカ製の半導体のシェア拡大に政府から協力を要請されていました。その頃聞いた話ですが、「日本の半導体メーカーは不良率を限りなくゼロに近づけようとする。だから、不良品が出荷された場合は、とても悪い事をしたかの様に感じて、顧客にあらゆる謝罪を行う。一方、アメリカの半導体メーカーは、自社の製品の不良率を公開した上で、その範囲内の不良は当然と考える。」

 当たり前と思っている事が実は特殊である、それが結果として文化や商取引において摩擦を生じる原因となる、これはその典型的な例です。

このテーマにて次回に続きます。


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